父の背中

私の父は薬局をしていた祖父のあとを継ぐのに大阪薬科大に行っていたのに 中退したそうです 末っ子で割とボンボン育ちで親への反抗からそうなったみたいです 母は高校卒業してすぐ父と結婚 生活費もいれない父によくもまー我慢したなーと思います でも私ら子供にはいい父親でした 夜子守歌を歌ってくれました 「エイコーラ エイコーラもーひとつエイコーラ」とか「ユーレイ ユーレイ ユーレイティ〜」とか 題名も知らず そこの部分しか覚えていないけど・・母は酒屋を 父は役場勤め 決してリッチな暮らしではなかったけど私も弟も満足してました 夏休みの家族旅行 冬のスキー 山登り 花見 飯盒炊さん キャンプといろいろ経験させてくれました 活動的だった父ももみじマークをつける歳になり 歯の治療や長年の十二指腸潰瘍や手の震えや なにかと気になる状態ですが ひ孫のお守り(長女の子)がボケ防止になっているみたいです 私が大学生の時夜遅く酔いつぶれて男性の先輩に家まで送ってもらったことが一度だけあったのですが その時はメッチャメッチャ怒られました それまでほとんど怒られることがなかっただけに私自身すごーくこたえました 心配してくれてたんだと・・そんな父の背中が今は細く痩せてみえるのはなんか悲しいです 
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